知れば知るほど奥深い!和装の紋章「家紋」
家紋について探ってみましょう!
ニュース&ブログをご覧のみなさま、こんにちは☺
今回はいつもと趣向を変え、「家紋」についてご紹介していこうとおもいます!
古くから今日まで日本に息づいている家紋は、日本固有の文化とも言われています。
和装でのご新郎様の紋服についている家紋。
普段は中々意識して見かけることも少ないかもしれませんが、大事なお写真にも残る、一族を代表する意味も表す家紋について、一緒に掘り下げていってみましょう!
本日もぜひ最後までお付きあいくださいませ(^^)/
そもそも家紋とは?
個人や家族を識別する「家紋」
大昔から自分の権威を示したり、自分の持ち物を識別したりする上で、
とても便利な目印として存在してきました。
ほとんどの家に家紋があると言われていますが、「家」や「家紋」を意識する機会は減ってきています。
そもそも、家紋とは一体なんなのでしょうか?
日本では以前、民法の下、「家制度」が存在し、自家の家紋が入った紋付袴が日本の正装とされていました。
家紋付きの着物や羽織、小物など多く見られ、仏壇に家紋が付いているご家庭もあると思います。
しかし、日本での西洋化が進んだ結果、家紋は古典的なものとして考えられるようになり、自分の家紋が
入ったものを持つことが少なくなりました。
家紋とは先祖から代々受け継がれてきた家を表す紋章で、今風に言えば「我が家のロゴマーク」です。
家紋の由来とは?
古くから伝わる一族のシンボルマークでもある「家紋」
その種類は約6000種類、さらに細かい紋様の違いまで区別すると2万種類もあるといわれています!
そして、家紋のルーツとして武家と公家とそれぞれルーツがあると言われています。
1つ目は、牛車に使われていた文様が家紋になったという説
当時、牛車は公家の社会的地位を表す一方、目印も必要でした。
そこで自分の牛車に自分好みの「紋」という目印をつけ、さらに美しいデザインで周囲に権威を誇示した、
それが家紋の由来とされているのです。
2つ目は公家が着用していた衣服の文様です。
自分が好むデザインが他が認める正式な家紋になったと言われています。
その他にも何か特別な「理由」や「ゆかり」に家紋になった説があります。
例えば菅原道真は「梅」をとても好んでいたとされていますが、菅原家の家紋が梅鉢紋であるのも、
先祖を思い浮かべていたという「理由」がルーツとされたものです。
全てに共通していることは、その家になんらかのゆかりのある文様やモチーフを用いたデザインが
後に正式な家紋になったということです。
家紋から自分の家のルーツを探してみませんか?
一時は見かけることが少なくなった家紋も、
明治時代には全ての庶民が名字を定めて名乗ることとなり、
「家」に対する一体感がより一層強くなったことから
ほとんどの国民が自分の家紋を持つようになりました。
自分の家の家紋にも由来があり、歴史があります。
どこかロマンを秘めた家紋の由来、是非探ってみませんか?
そして、おめでたい前撮り撮影、ぜひ昔ながらの正装である紋服に
代々伝えられてきた一族の家紋の羽織を羽織ってお写真に残しましょう✨